鼻祖忌当日
10月5日(水)
鼻祖忌(達摩忌)の儀式の中で管長様がお唱えになった偈です。
「萬里(ばんり)西来(せいらい) 身を惜しまず
少林 兀坐(ごつざ) 全身を露(あらわ)す
言うこと莫れ 隻履(せきり) 空しく帰り去ると
仰ぎ見る 熊峰(ゆうほう) 月一輪」
恐れながら、意訳してみました。
「達磨さんは遙か遠方のインドから海を渡って
命がけでこの中国にやってきた。
少林寺で真摯に坐禅をするお姿は真理そのもの。
達磨さんが靴を片手に携えて 空しくインドに帰って
行ったなんていいなさんな。
見上げてご覧、ほら、達磨さんのお墓の上には今も
ずっと変わることなくお月様が輝いているよ。
おかげさまで、鼻祖忌は無事終了しました。
有り難うございました。久しぶりの雨ですね。