神様は小ちゃな蜂の中に
8月7日(日)
管長様が土日坐禅会で提唱されたことをまとめてみました。
「入我我入(にゅうががにゅう)」という言葉があります。
仏様の世界に私も入って行く。仏様もまたこの私の中に入ってきて
我と仏が一つになった世界であります。
金子みすずさんに「蜂と神様」という詩があります。
「蜂はお花の中に
お花はお庭の中に お庭は土塀の中に
土塀は町の中に 町は日本の中に
日本は世界の中に 世界は神様の中に
そうして そうして 神様は小ちゃな蜂の中に。」
神様を仏様に置き換えてみてもかまいはしないのであります。
大自然の中で恵みをいただいて生きていることは
仏様の懐に抱かれて生きているのと同じであります。
「神様は小ちゃな蜂の中に」一輪の小さな花の中にも
大千世界の美が全部収まっているのであります。
小さな虫けらの中にも大千世界の仏様の命が全部
そこに収まっている。
そういうことが穏やかに受け止めることができたなら
一茶の句ではないが「何もないが 心安さよ 涼しさよ」
であります。どうか、話をゴチャゴチャにして持ち帰らないで
暑いときでありますが一陣の風を感じて帰ってもらいたい。
(後記)
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今日は、8時半から提唱を拝聴し
11時から山内寿徳庵さんのお施餓鬼に出席して参りました。