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臨済宗大本山 円覚寺

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2011.05.22

正受老人崇行録提唱その2

 5月22日(日)
 管長様が僧堂攝心で提唱されたことをまとめてみました。
 (正受老人というのは、白隠禅師の師であります。)
「正受三昧(しょうじゅざんまい)」という言葉があります。
どんなものでも、ありのままに受け入れていくことです。
(私達が生きていく人生で)何が起こっても、どういうものが
あらわれても、払いのけたり、さけようとしたりせず、
そのまま、受け入れていくのが三昧であります。
正受老人は、それを自分の名前と致しました。
 人間が迷うのは、この一念であります。みなさん方の悩み
苦しみの元は、「あいつが悪い!」「あそこにある!」
「会社が悪い!」といろいろあると言われますが、
(結局は)みんな自分の一念に苦しめられている。
「あの人が悪い!」のではなく、悪いと思う(自分の)一念が
自分自身を苦しめている。「あいつがいやだ!」という自分の
一念が自分を苦しめているのだ。そんな一念は、お釈迦様の言葉で
いえばそれはまさしく「無常」であり「無我」であります。
 禅語で言えば、「紅爐上(こうろじょう)一点の雪」といいます。
真っ赤に燃えている炭の囲炉裏の所に、一点の雪が落ちる。
一瞬にしてじゅっ!と消える。一念なんて、一瞬にして消えて
なくなる、泡、陽炎のごとく、その程度のものにすぎない。
 ただ、それにとらわれ、実在と思いこみ思い煩うことによって
自分で迷いを作り出すのだ。
 一念の正体をみたら、「紅爐上一点雪」!
なんにもありはしない!
 正受老人の修行は「正念相続」
自己本来の心、常に観音様の心を見失わない。
一念に惑わされない。雑念、妄想を払いのけ、切り捨てて、
自己本来の心、観音様はなるほどここにござったわい!と
気づいてください。
 

正受老人崇行録提唱その2

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