碧巌録52則
2月6日(日)
老師が土日坐禅会で提唱されたことをまとめてみました。
「修行をすると人はどう変わりますか?」という問いに
ある老師は次のようにお答えになったそうです。
「私自身の経験からすると、修行をすると人に対して
やさしくなってくる。そうでなければいかん。
仏教では、これを慈悲といいます。」
人はタフでなければ、生きていけない。
しかし、やさしくなければ生きる力がない。
相手に応じて、人に応じて自在に相手にしていく。
禪は、自分自身においては無我、人に対しては慈悲。
何にもない所から出てくる心のはたらきというものは、
和やかであり、穏やかである。
己に対しては無我! 人に対しては和合・慈悲!
<お知らせ>
平成23年度春季学生大攝心、参加希望の応募を
本山のホームページ上で開始しました。
毎回、初心者の方も多く参加しています。
なお、3月5日(土)6日(日)は、学生坐禅会のため
土曜坐禅会、土日坐禅会ともに休会となります。