日曜説教会
9月12日(日)
老師が日曜説教会で提唱されたことをまとめてみました。
生まれたことの不思議
今こうして生きていられることの不思議
今日もこうして巡り会うことのできたご縁に感謝いたします。
日曜説教は、老師の提唱で、会場の方すべての人の合掌で始まり合掌で終わります。
両手をきちんと合わせて心の中で冒頭の言葉を唱えます。
仏教の教えの一番大切なところは、
ここに、こうして生きていられることがいかに有り難いことだと
心の底から受け止めることができるかだ。
「もったいない」という言葉。
それは、本来ある姿がなくなっていくことを惜しみ嘆く心のこと。
こんな時代、私たちはものを粗末にしがち。
でも「ものにも命がある!」
ある主婦の方は、穴の開いて使えなくなった靴下を捨てるとき、
ただ捨てるのではなく、きちんと縫い直して洗濯してから捨てたそうな。
捨てるにしても、それまでお世話になった靴下への感謝の気持ちを込めて捨てる。
坂村真民さんの詩に
「散っていくから、美しい
こわれるから、いとしい
別れるから、深まる
一切は無常
それゆえにこそすべてが活きてくるのだ。」
私たちの命と同様、こわれやすいもろいものだからこそ大切にしなければならない!