提唱 6月摂心6日目
6月25日 (金) 摂心6日目
老師が僧堂摂心で提唱されたことを私なりにまとめてみました。
黒住宗忠さんの歌に
「わが姿尋ぬるにまた及ぶまじ ただ天地に満ち渡るもの」とある。
(私の姿を探し回る必要はない。ただこの天地一枚に満ちあふれている。)
また
「我がまるで無くなれば、天地が結んでいた心の活(い)きものが初めて目覚めて、夢が覚めるようなことにな
る。」という言葉がある。
どうしたら 我々は夢からさめることができるか?
「身も我も心もすてて天地のたった一つの誠ばかりに」
それは 我なしにふれること 何にもなくなったところにふれること
しかし 我をなくすことは たやすいことではない。
古人も 放身捨命 命をかけて取り組んできた。
歯をくいしばり 目ん玉をみすえて 全身全霊一呼吸に打ち込まなければ
至り得ないもの。
我を忘れて 命をかけて 坐れ!