提唱 碧巌録46則(その1)
6月6日(日)
老師が土日座禅会で提唱されたことを私なりにまとめてみました。
自分らしいものはどこにもないとハッキリした時に
天地全部が自分であったと気づく。
「日はまなこ 虚空はすがた 風は息
海山かけて 我が身なりけり」
(太陽 お日様は自分の目ではないか
この世界ひっくるめて自分ではないか
大地を吹きわたる風が自分の呼吸ではないか
空も海も山も全部自分の体ではないか。)
そう気づいたなら すべてを受け入れすべてを許してあげることができる。
しかし、私たちは小さな自分にとらわれ
人に言われたこと 思いこみ 常識にとらわれ
自分で勝手に色づけをして 是非善悪
争いの根本を作り 人をきずつけたりしてしまう。
自分だ自分だとしがみついているものをとっぱらったとき
すべてを認めてあげるという本当の慈悲が湧いてくる。
何が罪で 何が清らかか そんなケチな考えは捨てて
全部 仏様のすがた!
庭に咲く花も 雨だれの音も みんな自分!