提唱 5月摂心6日目
5月25日(火) 摂心6日目
老師が提唱されたことを私なりにまとめてみました。
「 雲もなく 月も桂も かれて 払い果てたる うわの空かな 」
という歌がある。
私たちは いかに小さなことで悩み苦しんでいることか。
小さな自分にとらわれ 小さいことを思い悩んでいる。
一呼吸一呼吸 無字の呼吸(只今吸っている息 只今吐いている息)で
自分(の浮かび上がってくる一念)をころし
おのれを否定し尽くして
完全に なくならしてしまう。
自分だと思っていたものが がらがらっと崩れさる。
そのなんにもなくなったところが
天地一杯生き通しの生きものがおどりでてくる消息だ
「自分を無にすると かくも豊かなものが流れ込んでくるものか
自分を無にすることができれば かくも無限に豊かなものが
あふれでるのか」
雲が晴れわたって 思わず呵呵大笑する体験をしたいものである。