提唱 武渓集
4月26日 摂心最終日
老師が提唱されたことを私なりにまとめてみました。
アングリマーラという人を何人も殺めてしまったような
粗暴な行いの者に、お釈迦様は、どのようなこころで接せられたか?
どんな罪を犯そうとも、その人の本性に罪穢れは届かない。
どんな人も例外なく皆、常に清らかで安らかな仏心を持っている。
人を傷つけない、暴力をふるわない慈悲の心を。
お釈迦様は、あらゆる人にに備わっているその慈悲の心に
声をかけ、はたらきかけた。
我々も、人の本心本性は、慈悲の心であると信じ
手を合わせて拝む心を持って接したいものだ。
その為に、無心無我に徹し
いかなる人でも例外なく、本心は慈悲の心であると
ハッキリさせることが一つの務めとなる。