提唱 仏光録(鎖口訣)
4月20日 摂心初日
老師が提唱されたことを私なりにまとめてみました。
「深慈痛悲」(じんじつうひ)・・・人の悲しみや苦しみが痛いほど、
わかるという慈悲の心。
本来誰でも、生まれながらにもっているその心に気付くために
自分を殺し、自分を尽くす修行をする。
どれほど無字三昧(無我無心)になったか。
どれほど骨をおって修行にうちこんだか。
どれほど自分を尽くしたか。
それが、人としての値打ちにになる。
自分の我(が)や欲を殺し、
精一杯何かにうちこんで自分を尽くして、
平等一枚になってはじめて、
自分にも「深慈痛悲」の心が備わっていることに気付く。