八月を迎えました。
八月を迎えました。
関東も連日の猛暑となっています。
僧堂は、雨安居と雪安居の二学期制なので
七月の三十一日で雨安居の修行は無事終わり
八月から、雪安居の入制までの間
しばらく、比較的修行の緩やかな時期になります。
本日は、それぞれの修行期間を終えて
ご自分の寺に帰る修行僧も何人かいて
朝から慌ただしい一日であります。
私は、相変わらずの日々で
本日もユーキャンのやすらぎ通信という
季刊誌の取材を受けます。
八月中には、四日の朝六時から
清水寺での盂蘭盆法話を勤めます。
由緒ある清水寺に招かれることは
この上ない栄誉と思っています。
私は昭和六十二年に京都の建仁寺の僧堂で修行を始めました。
初めて外出できた折に、清水寺におまいりして
どうか無事修行できますようにとお祈りしたことを
覚えています。
それから三十二年の歳月が経って
一修行僧であった者が、円覚寺の管長として
法話を務めさせてもらうのですから
実に感慨無量であります。
観音さまにお見守りいただいたおかげと感謝するばかりです。
法話は「延命十句観音経のこころ」という題で話します。
観音さまへの感謝のこころでお勤めしてこようと思っています。
朝早い時間ですが、京都の方でご関心あればどうぞお越しくださいませ。
中頃の十七日には横浜の朝日カルチャーで講演します。
こちらは、合掌の心について九十分お話します。
下旬には、二十四日と二十五日で連日
長野県塩尻市のある曹洞宗の無量寺で
三回にわたって講演をします。
無量寺は曹洞宗の青山俊董老師のお寺であり
青山老師から依頼されてまいります。
円覚寺は、ちょうど地蔵祭りと盆踊りなのですが
今年は、青山老師からご依頼なので
塩尻にまいります。
今日も朝から暑さきびしく
どうぞ皆さまもご自愛をお祈りします。
横田南嶺