icon_arrow-r_01 icon_tryangle icon_search icon_tell icon_download icon_new-window icon_mail icon_p icon_facebook icon_twitter icon_instagram icon__youtube

臨済宗大本山 円覚寺

臨済宗大本山 円覚寺

  • 円覚寺について
  • 拝観案内・アクセス
  • 境内案内
  • 年間行事・法要
  • 管長のページ 2025.06.18 更新
  • 法話会・坐禅会・
    写経会
  • 御朱印・御祈祷
  • 円覚寺売店
  • お知らせ
  • Q&A
  • リンク

© 2019 ENGAKUJI
ALL RIGHTS RESERVED.

お問い合わせ

2020.07.24
今日の言葉

岸田奈美さんと対談

岸田ひろ実さんの長女である岸田奈美さんと対談しました。

岸田ひろ実さんは、一昨年の円覚寺夏期講座にお越しいただいています。

『ママ、死にたいなら死んでもいいよ』の著者であります。

本の帯には、

27歳で長男を出産。知的障害のある子だった。
37歳、最愛の夫が突然死。心の支えを失う。
40歳、生存率20%の大手術。無事生還するも下半身麻痺となり、車椅子生活に。
50歳、(現在)これまでの経験をもとに年間180回の講演、人々に生きる勇気を与えている。

と書かれていますように、壮絶な体験をなされた方です。

その娘さんが、岸田奈美さんなのです。

今まで対談してきたのが、龍雲寺の細川さん、林香寺住職で精神科医でもある川野さんでした。

それに続いて、三人目の対談であります。

今までお二方とも僧侶でありましたが、今度はまもなく29歳になるという岸田さんであります。

華厳経の入法界品では、善財童子が五三人の善知識を訪ねて教えを乞う物語です。善知識といっても、菩薩さまもいらっしゃいますが、中には女性も大勢いて、職業もさまざまなのです。

男性も女性も、お坊さんも在家の人もいろんな人がいろんな生き方をしていて、それぞれがそれぞれに素晴らしく、そのそれぞれの方から教えを学ぼうというのです。

その善財童子にならうというほどでもないのですが、三回目の対談は、まだ二十代の女性なのであります。

しかし、その人生経験は私などには及ばないほど深くて濃いものです。

中学二年生の時に、お父さまが心筋梗塞で突然死されてしまいました。

ちょうど反抗期で、口げんかして別れたその明くる日に亡くなったのでした。

悔やんでも悔やみきれない思いだったことでしょう。

そのあとは、お母さまが懸命に働かれます。

子供たちを養ってゆかなければならないのです。

無理をなされたのだろうと思いますが、お母さまが、過労で倒れてしまいました。

突発性の大動脈解離、お母さまは下半身麻痺となってしまいました。

奈美さんは高校一年生でした。

奈美さんは、岸田家の中心となってゆかねばならなくなりました。

大学時代に、起業してお母さまもその会社で雇われるようになったのです。

これだけ書くと、実に悲劇中でもめげずに、健気に勤める方という印象がありますが、ご本人は、底抜けに明るい方です。

もちろんのこと、そのかげにはたくさんの涙があったろうと思います。

いろいろの話をうかがうことができました。

横田南嶺

岸田奈美さんと対談

前の記事
次の記事

カテゴリー

  • 僧堂提唱(37)
  • 坂村真民 詩(88)
  • 掲示板 (今月の詩)(31)
  • 今日の言葉(2113)
  • 今日の出来事(164)
臨済宗大本山 円覚寺

〒247-0062 鎌倉市山ノ内409  
TEL:0467-22-0478

  • 円覚寺について
  • 拝観案内・アクセス
  • 境内案内
  • 年間行事・法要
  • 管長のページ
    • 管長侍者日記
    • ビデオ法話
    • 回覧板 (おしらせ)
  • 法話会・坐禅会・写経会
  • 御朱印・御祈祷
  • お知らせ
  • リンク
  • 円覚寺売店
  • Q&A
  • お問い合わせ