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臨済宗大本山 円覚寺

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2017.02.07

「生きる燃料」 一日一語137


<富士山方面>

 円覚寺に隣接する六国見山(りっこくけんざん)山頂からの眺めです。

昔は、六つの国が見渡すことが出来たことからこの山の名前があります。

<逗子市内方面>


<横浜方面>

展望台
 
 横田南嶺老師が、先日行われたゲーム制作会社の坐禅会で質問に答えられたことを

まとめてみました。

 会社員: 慈悲の心が大切なのはわかりますが、それだけでは、この競争社会を

生きていくことはできません。競争心をどのように考えますか?

老師: トリカブトというものがある。これは、一見、毒であると思われて

いますが、程よく量を調整をして使えば、薬として体を活性化することができる。

 大切なことは、競争心や怒り、性欲もそうであるが、自分で程よく調合できるように

することだ。自分でよく自分の状況をよく観察して、「これは、活性化した方が良い」

か「これは、鎮めた方が良いのか」を自分でよく見極めることだ。

 競争心も怒りも性欲も程よく量を調整して使えば、生きる燃料となる。

 昔の禅僧で、自分の仕える殿様に侮辱をされたのが因縁で、それを見返して

やるために坊さんになった人がいた。それが、仏道修行をしているうちに

復讐心はなくなっていき、立派なお坊さんになられた。

 もし、その禅僧が、お坊さんにならずに、怒りのエネルギーを殿様を

暗殺するための忍者になるために使っていたら、ただの害でしかない。

 たとえば、タンカーが動くには、燃料がいる。競争心も怒りも性欲も

程よく量を調整して使えば、燃料となる。大切なのは、その方向を

間違えなことだ。冷静にどの方向に進んでいるのか観察している自分が

いなければならない。程よい量を調整できるのは、自分しかできない。

 よく自分の心を観察して、うまく調整できれば、薬にもなり、

それを誤れば、毒にもなるということだ。

「生きる燃料」 一日一語137

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TEL:0467-22-0478

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