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臨済宗大本山 円覚寺

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2012.09.10

生きることが何よりの供養

9月10日(月)
 管長様が昨日の日曜説教会で提唱されたことをまとめてみました。
 (管長様が、先日、紀伊半島大水害の1周忌慰霊祭に出席した時のお話です。)
 
 私の目の前に坐っているご遺族の一人というのは、お母さんと娘の
二人暮らしをしていました。そして、去年の大水害の時、二人は家ごと
流されたのですが、奇跡的に娘さんだけが助かってお母さんは未だに
行方不明のままで、この慰霊祭に参列して座っている方でした。
 最初その娘さんにご挨拶した時は、慰めの言葉もございません、ただ、
手を握るだけでした。
 お経が終わって、その娘さんに申し上げたんです。
 「その悲しみは察するに余りあるものですが、どうか、
亡くなった人の気持ちを考えてみてください。たいへん、
話ににくいことですが、お母さんがどういう気持ちでお亡くなりに
なったのか察してみてください。お母さんはそういう家ごと
流されていって死を覚悟した時に{自分のいのちは亡くなっても
どうか娘だけは助けて欲しい}と切に願ったことでしょう。
 だから、生きてください。」と。
 観音様のこころをよくお話ししますが、観音様は人が困っていれば、
火の中でも助けてくださる。水におぼれていれば、水の中でも
救ってくださいます。
 あの洪水にのまれても、「どうか、自分の子供だけは助けて
ください!」と願うお母さんのこころは、まさしく観音さまの
こころそのものであります。
 だから、生きてください。生きることが何よりの供養であると
申し上げたんです。
blog-P9051096.jpg
鈴虫花 <黄梅院>
 
 

生きることが何よりの供養

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