2014年10月6日

開山忌 偈

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 円覚寺派管長 横田南嶺老師が先日の開山忌(円覚寺開山・仏光国師・無学祖元禅師のご命日)に

お唱えになった偈(漢詩)です。

意訳

仏光国師が北条時宗に与えた、莫煩悩の一語は千鈞の重さがある。

そのおかげで百万の元の軍隊はみな滅んでしまった。

 戦いが終われば、敵も味方も平等で、ただお月様がこうこうと輝いている。

その月の光を仰ぎ見れば、光が透き通るように、仏光国師の教えも今に到っても

なおあついものがある。

(後記)

  管長さんをはじめ雲水さん、和尚さんなどの台風の影響からの復旧活動・山内掃除も終わり

明日から円覚寺の拝観と暁天坐禅会は通常に戻ります。皆様のご来山をお待ちしております。

2014年10月4日

鼻祖忌(達磨忌)

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-横田南嶺老師揮毫 達磨図-

 明日、10月5日は達磨大師のご命日で、多くの禅宗寺院で法要が営まれます。

達磨大師は、実在の人物で中国禅宗の開祖です。中国では胎内の子どもは鼻から

形作られると考えられていたことより「初代」のことを「鼻祖」と呼んでいます。

 詩人 坂村真民先生に「ダルマ」という詩があります。

「ダルマ」

お経一つ持たず

ぶらりと

武帝の前にやってきた

ダルマ

不敬

傲慢

尊大

そう見えるか

反逆

自身

頑固

そう考えるか

人類4万年の

歴史のなかに

己れの体だけで

信仰を示した

この不世出の男の

奥に光る

実存の炎

それにしても

受け入れがたかった

あの顔

あの目

ながいあいだの

わたしの抵抗

{坂村真民自選集より}

 鼻祖忌に関連する行事として円覚寺では、

本日(10月4日)は

16:00~16:40 達摩忌宿忌(達磨大師のご命日の前日の法要です。)場所:仏殿

明日(10月5日)は

10:00~11:00 達摩忌(達磨大師のご命日の法要です。)場所:仏殿

を予定しております。

横田管長をはじめ円覚寺山内の和尚様方などが出席をされお経を唱えます。

どなたでも自由に参加することができます。皆様のご来山をお待ちしております。

2014年9月28日

すべては光る

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-秋の木漏れ日を浴びて-

すべては

光る

光らないものは

他から

光を受けて

光る

{坂村真民全詩集第3巻より}

2014年9月16日

秋桜

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-コスモス- 

「花と光」

花は光に触れて咲く

だから人も

光を浴びなくてはならぬ

でもわたしのような愚鈍な者は

浴びるだけでは駄目である

だから光を吸いに行くのである

それも初光を吸いに行くのである

その積み重ねの果てに

いつの日か

開心開花するだろう

待つのだ

その日を

その喜びの日を

{坂村真民全詩集第3巻より}

 居士林右隣に位置する景福荘(非公開)にコスモスが咲き始めました。

季節になればきちんと花を咲かせます。天地の運行のままに生きる姿です。

2014年9月6日

瑠璃茉莉(ルリマツリ)

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人間は自己に与えられた条件をギリギリまで生かすという事が

人生の生き方の最大最深の秘訣。

{森信三先生の言行録「不尽精典」(寺田一清先生編集)より}

 去年に信者さんからいただいたルリマツリの株がすっかり根付いて

今年 花を咲かせました。南アフリカ原産なので冬を越せるか案じて

いましたが見事に開花しました。花言葉は「いつも明るい」です。

 さて、今日から土曜坐禅会(場所:居士林)が、8月中の休会を終えて、再開となりました。

初心者の部(13:20~14:20)には75名の方が

経験者の部(14:40~15:40)には46名の方が参加くださいました。

 直前に驟雨に見舞われるなど、たいへん蒸し暑い中でしたが、皆様にご参加いただき

誠に有り難うございました。また、坐禅会終了後、有志の方に居士林内外の草引きを

していただき、重ねて感謝申し上げます。

 明日は日曜坐禅会(時間 8:00~9:20 場所:大方丈)です。

円覚寺派管長 横田南嶺老師による「伝心法要」という禅の語録の提唱(法話)も

ございます。

 どなたでも自由に参加することができます。皆様のご来山を心よりお待ちしております。

2014年9月5日

南北朝時代の仏様

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「まなざし」

シャカやイエスから

学びとるものは何か

それはあのまなざしだ

仏教学神学

そんなものは要らぬ

慈悲に満ち

愛に輝く

あのまなざしだけでいい

{坂村真民全詩集第6巻より}

 円覚寺山内・正伝庵(非公開)の本尊様の宝冠釈迦如来です。正伝庵は横田南嶺老師が兼務住職をされ

妙香池の上に位置するお寺です。

 この本尊様が南北朝時代に制作されたものであると今日の調査で判明しました。近いうちに市の文化財に

なる予定です。
 
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 宝冠の繊細さは、江戸時代の仏像には見られないものとのこと。お仏像の額の辺りに2羽の鳳凰が舞って

います。慈悲に満ちたまなざしで時代を超えて人々の心に光を灯してきた仏様です。

2014年9月3日

秋海棠

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「光と闇」

光だ

光だ

という人には

いつか光が射してくるし

闇だ

闇だ

という人には

いつまでも闇が続く

{坂村真民全詩集第3巻より}

 お天道様の光に向かって咲く秋海棠。

2014年9月2日

おかげ

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「おかげ」

わたしが今なお生きているのは

蜜のおかげだ

蜜のおかげということは

蜂のおかげということになる

何百何千の働き蜂たちが

わたしのために

蜜を集めてくれるのだ

しんみんよ

花に礼拝し

蜂に合掌し

この大恩にこたえる

詩を作るのだ

彼(か)の来処を量れという

仏の教えを忘れるな

{坂村真民全詩集第3巻より}

 円覚寺山内・龍隠庵の参道にて。虎の尾の花のまわりに蝶が舞っていたので

シャッターを押したら、偶然にも、蝶の上に蜂がいっしょに写っていました。

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