2019年5月20日

迷いの原因は無知


円覚寺専門修行道場(僧堂)では、今日から26日までの、大攝心(1週間に及ぶ

坐禅集中修行期間)に入りました。以下は、今日の横田南嶺老師の提唱です。

 我々が迷いや苦しみを引き起こす一番の原因は、無知であると仏陀は説きました。

 無知なる状態から、何かしらの力がはたらいて意識が生まれます。

その盲目的な意識がこの体にはたらくようになって、六根という目や耳や鼻や舌や身体や精神の上には活動します。

すると外の世界に触れて、自分にとって何か心地好い、好ましいものには愛着を生じます。

愛着を起こすと更に自分のものにしたくなります。

そうして自分のものという概念が生まれます。

自分のものを集めて大事にし、さらにもっと増やしたいという生き方が出来てきます。

 そのように生きて活動して、自分の思うままにゆくと悦び、思うままにならぬと苦悩するという生涯を送ります。

しかし、やがては老い衰え、そして最後はすべてを手放し、死を迎えます。

一切は無常であり、自分という孤立したものはないにも関わらず、

自分のものにしたい、もっと増やしたいという思いによって苦しみを造り出すのです。

 苦しみの原因は、無常であることを知らない、自分という孤立したものはないことを知らない、無知にあります。

これを無明と言います。

 まずは、どのようにして、私たちが苦しみを造り出しているのを、よく観察します。

それが十二因縁を観じるという修行であります。

2018年11月28日

11月28日現在 円覚寺境内の紅葉②


 向かって左奥が北鎌倉駅。

 総門階段下。

 参道。

 妙香池周辺。

2018年9月21日

9月22、23日どなたでも参加できる円覚寺の坐禅会



さて、今週末(9月22、23日)の円覚寺でどなたでもご自由に参加ができる行事の紹介です。

9月22日(土)は、

●13:10~14:20 土曜坐禅会 初心者の部 @居士林

 初心者を対象とした坐禅会です。初めに、呼吸や体に意識を向けるなど

準備体操にあたる瞑想をして、心を落ち着けます。それから、体の動きを止めて

静かに15分間くらいの坐禅をします。最後に5分で質疑応答という流れとなっています。

●14:40~15:40 土曜坐禅会 経験者の部 場所:居士林

20分の坐禅を2回と最後に15分、般若心経、延命十句観音経などのお経を読みます。

(経験者の部では、足の組み方などの説明は、ございません。初めて坐禅をされる方は

なるべく、初心者の部に参加して初歩的なことを体験してくださいますように。)

<土曜坐禅会が行われる居士林堂内>

6月23日(日)は、 

●9:00~11:00 日曜説教坐禅会(円覚寺派布教師和尚による法話と坐禅) @大方丈

 老若男女が集うお説教と坐禅会です。初めての方も多く参加されています。

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ー日曜説教坐禅会が行われる大方丈ー

 皆様のご参加を心よりお待ちしております。

2018年9月10日

横田南嶺 管長と堀澤祖門 京都大原三千院門主 の対談企画

まだお申し込みが可能だそうです。ぜひご参加ください。
こちら→のフォームより http://urx.cloud/KNjR

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「仏道修行から見えてきた“いのち”の姿」&空感瞑想ワークショップ
天台宗大原三千院門主・堀澤祖門さん×臨済宗円覚寺派管長・横田南嶺さん対話

日時:9月16日(日) 午後1時~4時半(受付 12時)
場所:円覚寺大方丈

参加費:3500円(事前振込制。フォーム入力後、振込先をご連絡いたします。)

お問い合わせ:temple00001.info@gmail.com(@を半角に変えてください。)
※円覚寺への直接のお問い合わせはご遠慮ください。

主催:Temple運営事務局(主宰・小出遥子)
協力:大本山円覚寺

2018年5月24日

五つの伝え方


ツユクサ@黄梅院

 印度から達磨様によって伝えられた禅の教えは、中国において五つに分かれてゆきました。

今の日本にはそのうち、臨済宗と曹洞宗の二つが伝わっています。

 そのほかに、雲門宗、潙仰宗(いきょうしゅう)、法眼宗というのがあります。

根本はみな同じなのですが、人を導いてゆくそのあり方に違いがあります。

 臨済は、一喝のもとにすべての迷いを消し去るはただきがあります。

雲門宗は、言葉の見事さが特徴です。「日々是れ好日」などというように、

簡潔な品のある言葉で伝えました。曹洞宗は、長い丁寧な手紙を書いても、

相手の家には届かないようなものだと譬えられますが、

論理的な丁寧な教えで示そうとしました。

 潙仰宗というのは、潙山と仰山の師弟二人の問答、かけ合いによって教えを伝えました。

法眼宗は、きんちゃく切りのようなはたらきがあるといわれます。

何気ない会話をしているうちにも相手のふところにあるものを盗むのです。

禅で盗むというのは、悪い意味ではありません。

相手の迷い、悩み、苦しみを奪い取るはたらきをいいます。

 この五つの教えを単に昔の話で終わらせるのではなく、

私たちが今禅を伝えるときにも活かすことができます。

 禅を伝えるとは、お互いの心が仏心仏性であると気づかさせることにほかなりません。

外に真理を求めるのではなく、お互いの心こそが仏であったと気づくのです。

 その為に、時には臨済の如く、あれこれ言わずに、一喝のもとに目覚めさせる場合も必要でしょう。

 雲門のように、きれいな言葉で伝える場合もあります。

曹洞のように、時には丁寧な長い手紙を書いて伝えることも必要です。

潙仰宗のように、父と子、師と弟子の会話で伝える場合もありましょう。

法眼宗のように、何気ない会話のうちに、相手にも気がつかれないように、

悩みや苦しみを無くしてあげることもございます。

 禅を伝える時に、その相手はどういう人なのか、

今どのような伝え方が適切なのか、よく判断して、

五つの伝え方のどれがふさわしいかとよく見極めて

用いてゆくことが大事でしょう。

{平成30年5月23日 横田南嶺老師 『武渓集提唱』より}

2017年11月19日

飛騨高山の宗猷寺「寺庭婦人からの便り」その2

 飛騨高山の宗猷寺「寺庭婦人からの便り」の平成29年10月版を紹介します。

(11月18日に横田南嶺老師をお招きして行われた法話会に先立ち、次にような紹介文を

掲載しています。以下。抜粋。)

♡ 嬉しい お知らせ ♡

臨済宗円覚寺派管長・横田南嶺老大師さま

宗猷寺観音さま法要にご来山!

11月18日(土) 午後 1時より講演会!

🌸新命和尚(精徹和尚)が妻子を残してまでも「是非教えを請いたい」と念願し、

昨年円覚寺に1年の修行に旅立ちました。その師匠である円覚寺派管長・横田南嶺老大師さまが

この寺の、しかも、通常行事の法話会に出頭くださるというのです。

このようなことは常ではないことです。

🌸新命和尚のなみなみならぬ老大師への熱い思いが伝わったのでしょうか?

管長さまより、お言葉をいただいたとの由。

管長さまのスケジュールはずっと先までいっぱいです。鎌倉・・・高山を日帰りで

往復なさるとの事。僅か数時間の滞在となります。

🌸「畏れ多い事」と恐縮する新命和尚に管長様は

「常のままでよい!参り衆の人数などきにせずともよい!」

と気づかってくださったと。なんとお優しいお言葉でしょう。どこまでもお心を配って

くださる管長様に感激です。管長様の法話会は毎回全国より何百人という人々が出席される

そうです。

🌸宗猷寺本堂で、まじかでお目にかかれます。お話をお聴きできます。宗派を超えて

どなたでもお誘いあわせてお出かけください。

方丈様・新命・寺庭共に本堂いっぱいの人々が観音様とご縁を結び、

管長様をお迎えくださることを願っています。

2017年11月19日

飛騨高山の宗猷寺「寺庭婦人からの便り」その1

円覚寺派管長 横田南嶺老師は、昨日のブログでご紹介したように

飛騨高山の宗猷寺に出向法話に行かれました。

 その宗猷寺の寺庭さんである今城松枝さんからが発行している

「寺庭婦人からの便り」を紹介いたします。

 (宗猷寺の副住職である今城精徹和尚は、去年、4月に円覚寺専門道場(僧堂)に入門しました。

 精徹和尚は、大学卒業後、他の僧堂にて修行をして、いわゆる「住職の資格」が

あるにもかかわらず、なぜ、数年後、奥様と幼い子供3人を残して円覚寺僧堂にわざわざ入門したのか?

また、それに対する家族の対応などのストーリーが精徹和尚の母上である今城松枝さんの視点から

綴られています。以下、抜粋。)

「寺庭婦人からの便り」平成28年5月

修行への旅立ち

☆ 新命和尚(副住職)が4月 再度修行に旅立ちました。

臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺老大師のもとに。(鎌倉 円覚寺)

高齢になった住職・妻・幼子3人に留守を託し旅立ちました。

大学卒業後の3~4年間の修行は、行かねば「住職の資格」が取れないこともあり

「義務感」による旅立ちであったと思います。それでも、途中ケガ・手術等ありながら

よく頑張りました。

☆ 今回は自らの意思で僧堂を決め、師匠を選び「この老師の元で修行がしたい!

教えをこいたい!」との強い思い出の旅立ちです。

これが本来の修行の姿でしょうね。

☆ 夫婦の事は夫婦の話し合いに任せることですが、方丈様はかなり体力的にも

この寺を一人で守るにはきつい状態です。あれこれ不安に思っている私に

方丈様は一言釘を刺すようにキッパリと云いました。

「他の事ならまだしも、僧侶が修行に行きたいと云うのであれば、止める

ことは出来ないぞお!」と。

☆ 家族それぞれに覚悟をもって、寺人として快く見送りました。黙って出立を

許した嫁の幸子さん、その両親には心から感謝です。

☆ 二人の和尚でしていた「つとめ」をこれからは方丈様ひとりですることになります。

若かったころと違う思うようにならないこともあるかもしれません。。

檀信徒の皆様には何かとご不自由・ご不便をおかけするかもしれませんがどうぞ

ご理解・ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

 二度と行きたくない!と云われる厳しい僧堂への修行に、再び自ら向かうその姿に

母として心打たれます。深い心で・・・・・見送りました。

 私自身も今以上に、檀信徒の皆様・方丈様・嫁・孫にと心を配らねばと思います。

こんなわけで、貴家の月経・法事等々住職自ら伺います。歓迎して?迎えていただければ

幸です。

2017年5月31日

6月・水無月の詩


 坂村真民さんの詩を横田南嶺老師が揮毫したものです。

実物は、円覚寺山内・黄梅院の山門下の掲示板に貼ってあります。

 今月の円覚寺公式カレンダー。

2016年10月10日

管長 天嶽院晋山式御出頭

本日、藤沢市にある天嶽院で晋山式が催され、
横田南嶺管長が出席されました。
天嶽院は北条早雲ゆかりのお寺で、禅堂や仏殿を有する大寺院です。

この度の晋山式で、元曹洞宗管長である板橋興宗禅師と
横田管長とが初めてご対面されました。
板橋禅師も横田管長も本日お会いすることを楽しみにされていたそうです。

こちらがご歓談のご様子です。

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2016年10月9日

管長 10月日曜説教会

横田南嶺管長による日曜説教会が円覚寺大方丈にて行われました。雨の中、大勢の方にお越し頂きまして
誠に有り難うございました。
本日の動画です。ご覧ください。



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