2019年6月1日

木に学べ

今日から、円覚寺では、夏期講座が始まりました。

第一講目の横田南嶺老師による「無門関提唱」、第二講は、俳人 長谷川櫂先生「俳句的死に方」

第三講は、熊野宏昭先生による「ストレスに負けない生活」でした。

以下は、横田南嶺老師による今日の提唱です。

 坂村真民先生の詩の一節に、

「木に学び、草に習え」という言葉がございます。

また、真民先生には、「大木を仰げ」という詩もございます。

堪えがたい時は

 
大木を仰げ 

あの 

忍従の

歳月と 

孤独とを 

思え

 というものです。

 確かに木は、自分の場所から動かずにじっと大地に根を張って、幹をまっすぐに伸ばし、

光に向かって枝を伸ばしています。 

 我々の坐禅もまた、与えられた場所で足を組んでじっと動かず、

なにがあっても堪える姿であります。

 思うに任せないことがあっても、愚痴を言わず、言い訳をせずに

黙って坐るのであります。

くじけずに生きるのであります。逃げないのであります。

大地に根を張って、どっしりと坐るのであります。

幹がまっすぐに伸びるように、腰を入れて背筋を伸ばすのです。

枝が光に向かって伸びるように、明るい方へと向かって生きるのです。

そんな姿にこそ禅の教えが生きています。

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