2011年12月9日

忍の一字

12月9日(金)臘八大攝心2日目
 管長様が本日の僧堂攝心で提唱されたことをまとめてみました。
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 「忍(にん)を懐いて 慈(じ)を行ず」 羅云忍辱経の言葉であります。
 
 自分自身に向かっては、どんなことがあっても忍の一字です。どんな
目に遭おうが、どんな境遇に置かれようが忍の一字だけを守る。
 外に向かってはあわれみ・いくつしみ・思いやりの心を持って
やっていく。
 お釈迦様の実子の羅睺羅尊者が、仏教をこころよく思わない人たちに
棒で打たれて血をはらはらと流されても、「自分のこの痛みは一時の
ものであるが、あのような怒りに任せて私を棒で打ちそえた彼の苦しみは
未来永劫続くであろう。気の毒なのはむしろ彼の方だ。」と逆に相手を
思い・いくつしみ・思いやっていくのであります。
 我々の修行もまさしくこの忍の一字であります。
 修行をする上で良い条件は2つあるといます。
 一つめは、不快・不遇・不如意であります。世間的には
快適・好遇・思うようになることを求めます。修行の上では、
逆に自分にとって不快で嫌な状況であればあるほど修行になる
のであります。
 二つめは、命がけ、あとがないことであります。
何もかもなげうって時には死んでもかまわないという
そのくらいの覚悟で修行に臨んでこそ本当の宝をうること
ができるのであります。
 忍ぶことこそこの上なき安らぎなり お釈迦様のお言葉であります。
 

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