2010年11月26日

11月攝心最終日

11月26日(金)
老師が僧堂攝心で提唱されたことをまとめてみました。
 明治時代の外務大臣陸奥宗光公のお話です。
宗光公の最愛の娘さんが不治の病にかかり死の床で
「お父さん、私は死んでどこにいくの?」と問いかけたそうです。
それに対して、宗光公は、「これから死んでどこに行くのかと不安で寂しいのは
もっともな話だ。お父さんにもどうなるかそれはわからない。
けれども、あなたのお母さんは毎日毎日観音様を拝んでいる。
あなたの死ぬのも生きるのも全部観音様にお任せしている。
それより他に私たちにはしようがない。
全部観音様がいいように取りはからってくれるから安心しなさい。」
とおっしゃたそうです。
その娘さんは、観音様の名号をとなえて静かな最期を迎えたそうです。
 坐禅の修行も観音様を信じることも無我になることにおいては同じだ。
観音様を信じる、観音様にお任せするということは、自分の都合や我が儘を
全部投げ出している。みんな観音様が良いようにしてくれると思うことで
コロッと無我になることができる。そして、どんな境遇をも耐えうることの
できる「忍」の力を自ずと備えることができる。
 人生は不可思議
不可思議だからこそ全部観音様のお任せすることで安心を得ることができる。 
 
 

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